久しぶりに浅草に来ました。

浅草の夜はいつもここから。「正直ビアホール」。学生時代から通っています。毎回、昔は美人だったと思われる女将が「お客さん、前にいらっしゃったことあるわよね。」と話しかけてきますが、そう言われると故郷に帰ってきたような気持ちになります。ただ、最近は地元の友人と行くことが多く、そのせいか、今回は「覚えてるわよ!」と言われました。

この通称「正直」は、実は分店。ですが僕は本店よりこちらの方が好きです。汚い、というよりとても古い、カウンター数席の狭い店です。入り口は初心者にはどこから入っていいかわからない縦長の連続した扉で、僕はこの外観を「つぶれた電気屋」と称しています。

女将が薄いグラスに丁寧についでくれるビールは本当に格別。広島の重富さんも開店前にいらっしゃったようです。

2015-07-03 18.12.07

 

さて、友人と3人で4杯ずつ流し込んだ後は、浅草では唯一、生ホッピーが飲める「鈴芳」へ。ここの牛すじがうまいんです。それと、生せんまいも欠かせません。

2015-07-03 17.02.29

2015-07-03 17.15.10

 

こうなると、「正ちゃん」の肉豆腐も食べたくなります。

2015-07-04 12.24.10

この後、さらに「笑ひめ」で撃沈。11時くらいだったでしょうか。何しろ、昼の1時から銀座LIONで飲み始めてるわけですから。。。

浅草。飲み屋はだいたい正午から開店。午後になれば、場外馬券売り場の界隈では地べたに座り込んで缶ビールを飲むキャップをかぶったおじさん達。そのすぐ脇ではホッピー片手にシャビ-なテーブルといすで肉豆腐をやるカップル達。ホッピー通り界隈はとてもにぎやかです。その昔、上野という東京の北玄関から流れ込んできた北の人々、あるいは生きるために闇市に集う人々が好んで食べたであろうその味は、時に人生の意味のようなものさえも感じられ、AだろうがBだろうが関係ない、変わらない重みと深さがあります。

この味、あの場所で、あの飲み方でないと、再現はとても難しいのです。